コラム

貯金と投資はどちらがおすすめ?資産形成を行う上で知っておきたい貯金と投資の違いを解説

将来を見据え、なるべく多くの資産を確保したいと考えている人もいるでしょう。資産を増やす方法を考える場合、貯金や投資を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。この記事では、資産を増やしたいと考えている人に向けて、貯金と投資の違いをくわしく解説します。自分にあう資産形成を行うために、ぜひ役立ててください。

貯金と投資の主な違い

貯金と投資には、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、貯金と投資の違いについて具体的に解説します。

貯金

貯金とは、銀行口座にお金を入金し、普通預金や定期預金などとしてお金を蓄える方法です。利息がつきますが、あらかじめ決められた利息以上にお金が増えることはありません。そのため、資産を増やすというよりは、安全に資産を保管する方法といえます。

貯金のメリット

貯金はお金を入金するだけで始められるため、自分が始めたいと思ったタイミングで開始できます。お金を引き出さない限り資産は減りません。急な出費、病気の治療費、老後の生活費など、さまざまなことのために備えられます。

貯金のデメリット

貯金につく利息は少なく、貯金だけで元本以上にお金を増やすのは困難です。自由に引き出せるため、目標金額が貯まる前につい使ってしまうおそれもあります。ただし、定期預金なら一定期間は引き出せないため、長期的に貯金したい場合に活用すると効果的です。

投資

投資とは、投資商品を購入して中長期的に資産を増やす方法です。投資商品としては、株式、投資信託、債券、外貨建て商品などさまざまな種類があります。商品によって特徴が異なるため、戦略を練って投資する必要があります。

投資のメリット

投資に成功すれば、元本以上にお金を増やすことが可能です。大きな利益を出せる可能性もあり、資産を大きく増やしたい人に向いています。将来的なインフレへの対策にもなるため、老後に備えたい場合にも適しています。また、税金の優遇措置を受けられたり、配当や株主優待などがあったりする点もメリットです。

投資のデメリット

投資にはリスクもあり、場合によっては損失が出る可能性もあります。リスクについての詳細は後述するため、あわせて参考にしてください。

また、投資で利益を出すためには、投資についての知識もなければなりません。投資について学べる本やセミナーもあるため、上手に活用して知識を身につける必要があります。

資産を増やすためには「貯金」と「投資」どちらを行うべきか

では、資産を増やすには、貯金と投資のどちらが適しているのでしょうか。
下記では、お金の使用用途別にどちらに向いているのか、お金の特徴や運用例などについて表にまとめました。ここでは、資産を増やすための考え方を解説します。

時間軸

短期

中期

長期

使用用途


日々出入りするお金
・住居費、食費
・光熱費など
・緊急予備資金

使用用途が決まっているお金
・住宅リフォーム
・海外旅行資金
・子どもの教育資金など

しばらく手を付けないお金
・退職後、老後の、

生活資金

お金の特徴

流動性
(お金がすぐ使える)

安全性
(お金を貯める)

収益性
(お金を殖やす)

運用例

普通預金(銀行)
通常貯金(ゆうちょ銀行)
など

積立定期預金(銀行)
個人向け国債(銀行・証券)
など

外貨預金(銀行)
投資信託(証券会社)
など

投資は中長期的に資産を運用するため、すぐに利益が欲しい、近い将来に必要になる資金の場合には不向きです。そのため、退職や休職などで収入がなくなった時に備える「緊急予備資金」や、住宅貯金、旅行貯金など、使う目的や予定があるものは、貯金の方が向いていると言えます。

一方で、生活費など上記で必要な資金以外で当面使う予定がないお金(余剰資金)や、 老後資金など将来を見据えた資産形成を考えている場合は、投資で運用をする方が向いていると言えます。現役で働きながら長期で運用すれば、時間や商品を分散した運用になるためリスクのコントロールがしやすいというメリットもあります。

「貯金」「投資」どちらかにこだわりすぎない

貯金をしているだけでは、資産を大きく増やせる可能性はほとんどありません。しかし、投資にはリスクもあるため、貯金を一切せずに投資だけするのも危険です。貯金と投資のどちらがいいか突き詰めるのではなく、貯金と投資をバランスよく行うことが大切です。両方のメリットを活かし、将来的にまとまった資産を確保できるようにしましょう。

投資は知識を得たうえで行うのがおすすめ

投資にはリスクがあるため、無理に始めると失敗するおそれもあります。リスクを回避したい場合やどの商品を選んだらいいかわからない場合は、できることから少しずつ取り組みましょう。まずは収入を増やしたり、支出を減らしたりすることから始めてみてください。

貯金にこだわるデメリット

すでに解説したとおり、投資にはリスクがあります。しかし、資産を増やしたいなら、貯金だけにこだわっているとデメリットも発生します。ここでは、貯金にこだわるデメリットを解説します。

より多くの利益を得る機会の損失

貯金した分のお金は着実に貯められますが、それ以上の利益は得られません。投資せず貯金しかしていない場合、まとまった利益を得られる機会を損失するおそれがあります。投資についてノウハウを得れば、ある程度の利益を得られる可能性が高いです。長期で分散投資をすることで収入減やライフステージごとの出費にも備えられますが、貯金だけでは足りない可能性があるでしょう。

大きな収益は望めない

貯金しかしていないと、大きな収益を得られる可能性はありません。収益にはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。キャピタルゲインは値上がり益、インカムゲインは利子や配当による利益のことです。貯金による収益はインカムゲインであり、一定以上の利益は見込めません。しかし、投資にはキャピタルゲインとインカムゲインの両方があるため、大きな収益も望めます。

「貯金」「投資」どちらかにこだわりすぎない

貯金をしているだけでは、資産を大きく増やせる可能性はほとんどありません。しかし、投資にはリスクもあるため、貯金を一切せずに投資だけするのも危険です。貯金と投資のどちらがいいか突き詰めるのではなく、貯金と投資をバランスよく行うことが大切です。両方のメリットを活かし、将来的にまとまった資産を確保できるようにしましょう。

投資は知識を得たうえで行うのがおすすめ

投資にはリスクがあるため、無理に始めると失敗するおそれもあります。リスクを回避したい場合やどの商品を選んだらいいかわからない場合は、できることから少しずつ取り組みましょう。まずは収入を増やしたり、支出を減らしたりすることから始めてみてください。

資産を増やすための4つの方法

資産を増やすにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、具体的な4つの方法を解説します。

【1】目標額を決めて貯金する

貯金でまとまった資産を蓄えるためには、最初に目標額を具体的に定める必要があります。まずは毎月の支出額を確認し、現状を把握しましょう。そのうえで自分や家族のライフイベントを想定し、具体的にどの程度の金額が必要かイメージします。最終的に貯めたい目標額を決めたら、そこから逆算して毎月いくら貯金すればいいか考えてください。

【2】収入を増やす

資産を増やすには、自分の手元に入ってくるお金を増やすことも重要です。たとえば、キャリアアップや転職に成功すれば毎月の収入を増やせます。そのためにスキルや知識を磨きましょう。

また、本業のほかに副業を始めたり、ポイ活に取り組んだりするのもひとつの方法です。複数の収入源を確保すると、さらに資産を増やしやすくなります。

【3】「支出」を減らす

収入として得たお金は、なるべく手元に残せるようにしましょう。支出を減らせば、その分だけ資産も増えやすくなります。普段の支出のなかでは、特に固定費にまとまったお金がかかっています。家賃、光熱費、通信費、保険料などの固定費を見直せば、支出を大幅に減らせる可能性があるでしょう。

家賃を減らすには、今よりも家賃が低い住宅へ引っ越すのが手っ取り早いです。光熱費、通信費、保険料については、契約先や契約内容の変更を検討しましょう。

【4】投資を行う

資産を増やしたいなら、貯金だけでなく投資にも取り組むべきです。投資を始めれば、資産運用ができます。資産運用とは、株式、投資信託、債券、外貨建て商品などを購入して資産を増やす方法です。投資する商品選びに成功すると、商品を保有しているだけで資産を増やせるため効率的です。

投資で資産運用を行う場合は、投資についてよく理解しておく必要があります。投資のリスクだけでなく、金利や複利の仕組みについても正しく把握しておくことが重要です。

投資初心者が活用しやすい非課税運用制度

初心者が投資を始める場合は、非課税運用制度を利用するのがおすすめです。ここでは、非課税運用制度について具体的に解説します。

NISA

NISAとは、株式や投資信託などの金融商品への投資によって発生した利益が非課税になる制度です。配当が発生した場合も非課税となります。株式や投資信託などの利益や配当には通常約20%の税金がかかりますが、NISAを利用すれば税金が発生しません。非課税投資枠は年間120万円までとなっているため、初めて金融商品へ投資する人にもぴったりです。

つみたてNISA

つみたてNISAとは、少額を積み立てて投資している金融商品で発生した利益が非課税になる制度です。対象となるのは、主に投資信託です。非課税枠は年間40万円までですが、最長で20年間非課税となります。少額での投資を希望している人や、長期的な資産形成を目指している人に向いています。

iDeCo

iDeCoとは、掛け金や投資する金融商品を自分で選んで運用する私的年金制度です。一定額を積み立てていくと、60歳以降に公的年金とともに受け取れます。iDeCoでは投資信託や債権などへの投資が可能です。また、拠出した掛け金は所得控除の対象となるため、所得税や住民税の軽減にもつながります。

投資初心者におすすめの投資信託

投資信託とは、株式や債権などの運用をプロに任せられる金融商品です。プロが売買のタイミングを判断するため、投資の専門知識が少ない初心者でも安心して運用を開始できます。投資信託にはさまざまな種類があり、リスクとリターンの割合もそれぞれです。

ここでは初心者でも始めやすい投資信託の特徴について、一例を解説します。

手軽にはじめられる

投資信託は、初心者でも手軽に開始できます。インターネット上でも購入可能です。値動きや資産価値についても公開されていて透明性が高く、安心して購入できます。

少額で購入できる商品がある

基本的に、株式や債券に投資するには、まとまった資金が必要です。資金が少ない場合、お金を貯めてからでないと投資を始められません。しかし、投資信託は少額からでも投資が可能です。具体的には、1万円程度あれば投資信託を始められます。

リスクを抑えながら投資できる

投資信託は、それぞれ複数の金融商品が組みあわされています。そのため、投資信託を選んで投資すれば、自動的に分散投資が可能です。投資のリスクを抑えられるため、初心者にとっても安心感があります。

専門家が運用してくれる

投資信託を運用しているのは金融の専門家です。市場の値動きを分析し、最適なタイミングで売買しています。自分で売買のタイミングを見計らう必要がないため、知識が少ない初心者でも投資を成功させやすいです。

投資を始めるうえで知っておきたいリスク

投資には、リスクとリターンがあります。リスクは基準となる金額からの振れ幅を表しているのに対し、リターンは運用によって得られる損益を示しています。リスクが大きければリターンも大きくなりますが、利益だけでなく損失が出る可能性も高くなる点に注意が必要です。

投資の損失を最小限に抑えるためには、分散投資を行う必要があります。分散投資とは、資産をわけて複数の金融商品に投資することです。複数の商品に投資していれば、どれかで損失が出てもほかで利益を出せる可能性があります。

まとめ

資産を増やすためには、貯金と投資の両方に取り組むことが大切です。貯金だけでは資産を増やせませんが、投資も組みあわせれば安定的に資産形成ができます。

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